2024年4月、名古屋音楽大学に中部地区(愛知県・岐阜県・静岡県・山梨県・長野県・福井県・石川県・富山県・新潟県) 初となる指揮コースが誕生する。
中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者など多くの任を務める秋山和慶氏、セントラル愛知交響楽団常任指揮者などを務める若手指揮者の角田鋼亮氏を客員教授として招き、現役指揮者による充実した学びを展開するとのこと。
名古屋音楽大学の指揮コースの特徴としては「プロフェッショナル」と「指導者」の2つの専攻を設けることなどがある。
・プロフェッショナル専攻
プロの指揮者を目指す学生対象。
4年間を通じオーケストラの指揮法を中心に学び、各種コンクールに参加する、高い専門性を学ぶ。
・指導者専攻(指導者を養成する指揮コースの設立は、全国初)
プロを含め学校現場、愛好家団体の吹奏楽、オーケストラ、合唱の指導者を職業として目標にする学生を対象とする。
4年間を通じて、オーケストラ、吹奏楽、合唱の中から一つを選択し、集中的に指揮法と指導法について学ぶ。
●指揮コース 4年間の流れ
●入学者選抜について
※選抜試験等の詳細に関しては、Webサイト上の募集要項をご参照ください。
募集要項はこちらをクリック/タップ(PDFが開きます)
【教員プロフィール】
秋山 和慶:客員教授
1941年生まれ。齋藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、トロント響副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督、大阪フィル首席、札幌響首席、広島響首席、九州響首席などを歴任。サンフランシスコ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR北ドイツ放送響、ケルン放送響、ベルリン放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演している。
1991年東京響創立45周年記念ワールドツアーでは全公演を指揮して大成功をおさめ、1994年には同団第400回定期演奏会を記念したシェーンベルクの歌劇「モーゼとアロン」(演奏会形式)を指揮、各紙から絶賛を博し同年音楽界最大の話題となった。 また同公演のCDは各レコード誌より国内外で高く評価された。 ふたたび1996年東京響創立50周年記念ヨーロッパ公演を指揮して同公演を成功に導き、2001年には同団創立55周年トルコ・イタリア公演を指揮し各地で好評を博した。 1997年にシェーンベルク:ヤコブの梯子、ヤナーチェクの歌劇「利口な女狐の物語」(舞台上演形式)、2000年ラッヘンマン:歌劇「マッチ売りの少女」(演奏会形式・日本初演)、ヤナーチェク:歌劇「カーチャ・カバノヴァー」(原語による日本初演)、2003年にはジョン・アダムズ:「エル・ニーニョ」(日本初演)を取り上げるなど常に新たな挑戦を続けている。 日本指揮者協会第五代目会長。
角田 鋼亮:客員教授
東京芸術大学大学院指揮科修士課程ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。
これまでに、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、上海歌劇院管弦楽団、札幌交響楽団、NHK 交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等と共演している。2016-2020 年、大阪フィルハーモニー交響楽団指揮者。
2016 年、セントラル愛知交響楽団第 145 回定期演奏会が高く評価され「第 11 回名古屋ペンクラブ音楽賞」、2019 年「令和元年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞」、2020 年「名古屋市文化振興事業団第 36 回芸術創造賞」を受賞している。
現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者のポジションを務めている。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
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